★★☆☆☆
パソコンの画面を見ているような映像が続いて終わってしまった。パソコンでこの映画を観ると、猶更、映画とパソコン画面の区分がややこしくなって混乱する。全画面モードで見ていても時々錯覚させられる。
外間、ユニークな映像の映画。日頃からパソコンになじんでいない人には苦痛。馴染んでいても苦痛。画面全体の文字を読もうとするが全然追いつかない。
ストーリーは断片的に作られていることもあって分かりにくい。リアルとバーチャルの区分もないので更に把握しにくい。
しようがないので、2回観ることになったが、それでも分からないものは分からないまま。
止む無く、ネット上のネタバレサイトの開設まで観る羽目になった。
全て、カメラの向こう、パソコン画面の向こうの世界だから、何処まで行ってもリアリティが感じられないのも困る。ネタバレを見ても印象は変わらない。
字幕版で見たが、吹き替え版があっても、画面を読み取るスピードは追いつかないが、それでも少しは助かるだろう。もしあるなら、是非とも吹き替え版で。
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こういう画面構成の映画はユニークで、最初は面白いが、 どういうツールを使ってんだろうかとか、余計なことを色々考えてしまって、楽しむというより、忙しい。ホラーなのかスリラーなのか、どっちでもいいが、完成度は今一。というか、この手のものは意図が伝わらないと、視聴者も一緒になってスリルを味わうことが出来ない。
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がっかりさせることを覚悟で、一度くらいは観ておいて良さそうな映画。それが結論。
このアプローチの限界も見えてきたように思う。
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